必要性高まるデジタル終活、あなたの個人情報と資産は大丈夫?

顔を覆う子ども

インターネットに散らばる大量の個人情報、これからの終活とは?

インターネットが発展するに連れ、個人が扱う情報は非常に膨大になりました。そうした情報は機密性が高く、家族はおろか自分自身にさえ完全に管理することが難しくなっています。

資産の面においては仮想通貨が新しく登場しました。仮想通貨は遺産として十分な価値を持つことがあるものの所有者の死後、家族がその存在の特定や引き継ぎに苦労する未来の到来は容易に想像できます。

今回はそんな”これからの終活”について簡単に考えていきたいと思います。

インターネットにあふれる情報、すべてを把握するのは可能か

スマートフォンを持つ右手

ここ十数年でインターネットは私達の生活にとって欠かせないものとなりました。

  • SNS(Twitter・Facebook・Instagram)
  • 有料コンテンツ(動画・ニュース・その他)
  • アプリ
  • インターネット銀行
  • 仮想通貨取引所口座

なんとなく羅列しただけでもこれだけのサービスを私達は使用しているのです。それらすべてに個人情報や個人のアカウントが存在し、ログイン用のIDやパスワード、利用料金などが設定されているのです。

果たして私達はそのすべてを把握することができているでしょうか?おそらく「すでにどうやってアクセスするのが忘れてしまった」というものも多数あるのではないでしょうか。

それでも、そうしたサービスに登録された個人情報やアカウントは、そのサービス自体が消滅しない限りは存在し続けるでしょう。たとえ私達が死んでしまったとしても…です。

クアドリガCEO死去、アクセスできない220億円分の仮想通貨

手のひらの上のお金

2019年2月、カナダにある大手仮想通貨取引所クアドリガCXのCEOが亡くなりました。亡くなったのはジェラルド・コットン氏で、クローン病による合併症で突然亡くなったとのことです。

CEOの突然の死去は大変悲しいことではありますが、この件で話題を呼んでいるのは「クアドリガが約220億円分の仮想通貨にアクセスすることができなくなった」という点です。

なんでもコットン氏はセキュリティ管理の点から、クアドリガの仮想通貨をコールドウォレットに入れ、コットン氏だけがアクセスに必要なパスワードを管理していたようです。彼が亡くなった今、約220億円もの仮想通貨が宙に浮いた状態に。

彼の夫人もアクセスすることはかなわず、専門家がコットン氏の携帯電話やパソコンに接触しログイン情報を探したものの有力な手がかりは見つかっていません。

準備しておけば家族も助かる、今どきデジタル終活

こうした時代の流れに即して、「デジタル終活」が徐々に話題になってきています。

これはすでにご紹介したインターネット上の情報(アカウントの有無・ログイン用の情報・デジタル資産等)をあらかじめ記録しておくことで、その記録者が亡くなった後の処理を手助けするものです。

スマートフォンやパソコンに残されたデータなどについては、「デジタル遺品」と呼ばれており故人の尊厳を守るためにも適切に扱う必要があります。

デジタル終活でインターネット検索をかけると、デジタル終活のための講座、終活に向けた写真整理サービス、故人が使っていたインターネット上のサービスにアクセスするための専門家などがヒットします。

誰かが亡くなった時、その対応に迫られるのはその遺族です。前述したような仮想通貨の宙吊り状態は、我々一般人にもありえることです。

終活について考えること、そして実際に準備を進めることは決してネガティブなことではありません。故人は自身の尊厳を守り、遺族は適切かつできる限り簡略化された状態で処理を進めることができるのです。今からでもできることを少しずつ始めていきましょう。

    関連記事

    1. crypko

      世界に1つ、クリプコ(Crypko)で美少女キャラを生成!

    2. Wodca(ウォッカ)

      仮想通貨がもらえるカード「Wodca(ウォッカ)」とは?

    3. 手のひらの上のお金

      仮想通貨のためのスマホ「FINNEY」、日本上陸で期待高まる

    4. 虫めがね

      迫る仮想通貨の確定申告、2018年度分から簡素化された点とは?

    5. 手のひらの上のお金

      2019年から始まる仮想通貨の新規制!政府が検討中の内容に迫る

    6. 服を着れば仮想通貨がもらえる?LOOMIA TILEに期待大